2016年03月18日
東ドイツ 炭鉱労働者制服

東ドイツの炭鉱労働者の制服です。
東ドイツの経済は褐炭が主な収入源でしたので東ドイツの労働者を代表する制服なんじゃないかなぁと思います。

制服の質感については、軍のギャバジン素材ともウール素材とも違う素材ですが詳しくはわかりません。しかし少なくとも軍や内務省組織系の制服と比べると格段に着心地や触り心地が良く、上の写真のように裏地も模様入りですごくお洒落です。
国を代表する産業の制服なのである程度意識したのかどうかはわかりませんが、手持ちの制服の中ではダントツでお気に入りの着心地ですね・・・
タグもお洒落なデザインで「本当に東ドイツ時代のなのか?」と思いましたが、「VEB HERRENMODE DRESDEN」と書いてあるので人民公社、つまり東ドイツの国営企業がこの制服を製造したことは間違いないようです。

制帽ですが、時代によってやはり多少差があるようで、このタイプの制帽の他に、トップの部分にハンマーのようなものが交差したデザインの徽章が付いているモノ(下記画像参考)もあります。おそらく年代によってだと思います(この制帽にそのような徽章が着けられた痕がないことから)が、詳しいことはよくわかりません


炭鉱労働者の制服にも、軍のような肩章タイプではないものの階級(職制・職位)によって襟章でランク分けされています。
どうやって分けているかというと、徽章の数です。無し~3つまであります。この階級は所謂「マイスター」に相当する職位のようです。つまりベテラン中のベテランです。(要調査)
この上には軍で言う将官に当たる階級の人、下には低い順で「見習い→一人前→ベテラン」と続きます(資料がないためこのように勝手にランク分けしてますが、おおよそこんな感じのニュアンスの分け方で書かれています)
軍に無理やり置き換えると「兵(新兵)→下士官(鬼軍曹)→経験年数がある”尉官”→名実ともに立派な管理職の”佐官”→代表である”将官”」
でしょうか・・・
ちなみに、軍やその他の内務省系組織には階級によって制服の生地が違う場合がほとんどなのですが、こちらの炭鉱労働者制服については年代によって生地が違うように見える以外は特に階級による生地の差異はないように思えました。(あくまで推測)
ただし、将官相当の制服だけはやはり別格で、お腹まわりに付いている飾りボタン含め全てのボタンが金色になっていること、制帽のあご紐(チンストラップ)が金色になっていること が差異としてあります。それ以外についてはおおよそ襟章の違いだけのようです。
以上、判る範囲な上に憶測なども多い・ブログ初心者のため見難い記事になってしまってますが・・・ご参考になれば・・・
ちなみに、こちらの炭鉱労働者制服ですが、当初は買う予定なんて無くて別の制服を買う予定だったのですが・・・
その制服のオークションに負けてしまい、悔しさのあまり同じセラーが出品してたこちらの制服に目をつけて、サイズもロクに確認せずに「まぁムリだろ」と軽い気持ちで入札したら落札に成功してしまったモノです・・・
しかもお値段も制服上下+制帽のフルセットにも関わらず破格と言える値段(相場の半額以下)で輸入に成功したのでお得すぎます・・・!
当初懸念していたサイズの問題も、届いて試着してみたらまるで誂えたかのように身体に馴染むサイズだったのでもうニコニコ顔でしたよ!
しかも、この制服を買ってしばらくして同じ東ドイツの軍服や制服を集めている同志たちがちらりほらりとこの炭鉱労働者の制服を集めだしていたり・・・同じ制服を持っている仲間が増えるのは嬉しいのですが私のように適当に買ったのではなくちゃんとモノを探して輸入しているので大変申し訳無い気持ちにもなったりするわけですが・・・それはまた別のお話ですかね。
2016年02月15日
東ドイツ空軍大尉 社交服 礼装

東ドイツ空軍大尉の社交服礼装です。
こちらの服ですが、日本語ですと「社交服」や「夜会服」と言われることが多いですが、ドイツ語でこちらの服が「gesellschaft uniform」と紹介されていることが多いため、もっぱら界隈では「ゲゼルシャフト」や「ゲゼル」と言われることが多いです。
着用規程としましてはパーティや室内式典の際に着用することが多いようです。

(画像はWikipediaから)
上記画像のようなゲゼル(飾緒なし)+略綬の場合は小社交服と呼ばれ、室内式典で最も着用されていたんではないかと思われる服装です。
今回はゲゼル(飾緒あり)+メダルですので大社交服と呼ばれる、所謂室内式典における”正装”と思われます。
本来ですと正装なので短剣を吊らなければいけないのですが、あいにくコレクションにはないので省略させていただきます・・・

こちらが今回佩用したメダルです。向かって右から「軍勤続15年」「NVA創設30周年記念メダル」「戦友メダル銀」「NVA軍功労メダル銀」です。
ゲゼルの場合、パレード装のようにメダルをジャラジャラと付けるのではなく「最も高位なメダルを4つ以内で佩用する」
と言われています・・・が、高級将校などになるとあまりにも膨大な量の勲章や記念章をもらうため、ある程度自由にカスタムして佩用している例(個性を出す)があります。
今回、東ドイツ軍の空軍大尉ということで無難なメダルで組んでみました。これなら東ドイツを始める人でも分かりやすくかつ堅実な構成なので参考になればいいなと思います。
2016年02月15日
懲りずにはじめてみました
初めましての人は初めまして、そうじゃない人はお久しぶりです。
東ドイツの軍装をメインに集めているまりおです。
今回、もう一度ブログを作ることにしたのでよろしくお願いします。
ブログというよりも、東ドイツの着装や勲章などを淡々と報告するブログになりそうですが、あまり長々と文章を書くのは得意ではないので気が向いたら雑記的な意味で書いていきます。
東ドイツの軍装をメインに集めているまりおです。
今回、もう一度ブログを作ることにしたのでよろしくお願いします。
ブログというよりも、東ドイツの着装や勲章などを淡々と報告するブログになりそうですが、あまり長々と文章を書くのは得意ではないので気が向いたら雑記的な意味で書いていきます。